TOEIC900点台を取るのに何やった?勉強法や参考書を紹介

TOEIC

こんにちは。ランです。

この記事を開いてくださった方は、

「TOEIC900点台を取りたいけど何したらいいか分からない」
「実際に900点台を取った人はどうやって勉強したの?」

…とお悩みではないでしょうか?
長期の留学経験がない私も同じ悩みを抱えていました。

特に大きなきっかけがあったわけではないのですが、その後独学で半年ほど勉強し、結果、TOEIC Listening&Readingで935点を取ることができました!

この記事ではそんな私がなぜTOEIC900点台を目指したか、取ってよかったこと・困ったこと、勉強法などを共有します。
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私の英語力(取得前)

  • 一カ月以上の長期の留学経験なし
  • 受験英語はそこそこ得意
  • TOEIC L&Rのベストスコアは就活時に取った800点台

当時は会社員4年目。日々の仕事(記者)で絶対に英語が必要!というわけではなかったのですが、たまに英語の資料を読む機会はありました。

自分の英語力は大学受験のときがベストだったなぁ…」と寂しく振り返る日々。
一方で「この英語力で一生を終えたくない」と気持ちだけは一丁前でした。

詳しくは後述しますが、社会に出てから、「TOEIC900点台」はある種英語ができるかできないかの目安とされていると感じていたからです。

私も「900点台」という目標そのものへのモチベーションは高く、「勉強するぞ!」という気持ちで試験に申し込むものの、その後は日々の仕事で疲れているのに勉強までしたくない…と思ってしまい特に何もしないまま試験当日を迎えるという失敗を何回も繰り返しました…。

当時、TOEICの問題量が増えたと話題になってからすでに時間が経っていて、正直「もっと早く頑張っておけばよかった」とも思っていました。

なぜ目指したのか?

私が勤めていた会社には、同僚に帰国子女や長期留学経験者が多く、バイリンガルも珍しくありませんでした。

学生のころは奨学金とバイト代で生き延びていたので、留学なんてとてもできなかった私。英語を武器にできる同僚たちを見て、正直うらやまずにはいられませんでした。

ただいちばん嫌だったのは「いいなぁ英語ができて」と思いながら何もしていない自分自身
幼いころから海外に住んでいた人だって、学生時代海外で長期間生活した人だって、私には想像するべくもないつらさを経験したに決まっています。

それを頭ではわかっていたからこそ、こんな状況を変えたいなと思っていました。

また、会社の海外赴任の要件のひとつが「TOEIC900点以上」だったり、記事の企画・執筆をするうえで英語の文献が重要な知識になったりと、社会において英語力は「絶対必要」ではないけれど、可能性を拡げる「武器」になると強く感じていました。

ここで注意書きをしておきたいのですが、何もここから一念発起して一気に勉強するようになったわけではありません。そんなに素直な性格だったら社会人二年目くらいで達成していたと思います(自分で書いていて悲しい)。

あくまで、

「やっぱり、英語勉強したほうがいい、よねぇ…?」
「どうせ英語勉強するなら、資格欄にも書けるTOEICの勉強がいい、のかなぁ…?」

…とじわりじわり勉強を始めていった、という感じです。

【メリット】900点台取ってよかったこと

具体的な勉強法を紹介する前に、「900点台を取れてよかったな」と思ったことを書いておきます。

  • 転職やフリーランスの営業でも使える

私はいまフリーランスとして働いていますが、転職活動をしたこともあります。転職活動ではTOEICスコアに好印象をもっていただくことが多かったです。

あくまで目安としてですが、TOEICスコアは英語力の証明書として使えます。
ただ、英語をメインで使用する職に就きたい場合、スコアは本当にただ確認されるだけで、「これまで実務でどれだけ英語を使ってきたか」のほうが重視される印象を受けます。

  • ただの英語力の証明にとどまらない

「英語はそこそこできればいい」くらいの職場であれば、TOEICスコアは武器になります。
また、ただの英語力の証明だけでなく、「ちゃんと努力できる人」と見てもらえるところが大きかったです。

一般的に「900点台は難しい」と認識されています。口頭やレジュメの文章で「私、勉強頑張れます!」とアピールするより、「TOEIC900点台」のほうがぐっと信頼度が上がるんだなと感じました。

フリーランスとしてクライアントになるかもしれない企業の方と面談をする際も、信頼度という観点からよく見てもらえることが多いです。

  • 自己肯定感が上がる!

TOEICの勉強を開始する前や後でよく感じていたのが、「頑張ったのにできなかったらどうしよう」という怖さでした。

ただ、ほぼ誰にも言わず勉強していたので、「できてもできなくても周りは何も知らないから恥ずかしくない、大丈夫」と言い聞かせるようにしていました。

そんな葛藤もあるなかで達成した目標。

簡単じゃないと身をもって分かっているからこそ、成し遂げられたことで「私やるじゃん」と思えました。

【デメリット?】900点台で困ったこと

明確に「デメリット」と言えることはないのですが、あえて挙げるとすれば…

・英会話も完璧だと思われる(こともある)

これです。たまに、900点以上=英語できる=スピーキングもできる!と思われてしまい、「英語ペラペラなんでしょ」と聞かれて困ることがあります。

私が受けたのはTOEIC Listening&Readingで、会話能力は試験に含まれていません。
TOEIC L&R 900over=英語が話せるわけではないのですが、そう思われることもあります。

目下、オンライン英会話やAI英会話を色々試しているところです…。

勉強方法は?おすすめの参考書は?

TOEICはリスニング(Part1~4、約45分)、リーディング(Part5~7、75分)に分かれています。
(詳しいテスト形式についてはこちら

全パートを毎日やるのは大変です!
公式問題集などをざっと解くか見てみるなりして、苦手意識をもったパートを中心に勉強しましょう。

いつ勉強した?

仕事もあるなか、私が勉強したのは以下の時間です。

  • 帰宅後余裕のあるとき
  • 休日にカフェなどで
  • 移動中はアプリで単語かリスニング

「毎日〇時間!」や「今日は〇ページ!」とは決めずに、疲れているときはテキストをぱらぱらめくるだけでもOKにしていました。

無理せず続けることを重視していたからです。

時間が足りない!?リーディング

リーディングは「時間が命」と言われます。

Part5~7を75分間で解く、と聞くと「できそう」と思われがちですが、よほど最初から英語ができる人でないかぎり時間は足りないと思っていたほうがいいです。

問題数だと100問。Part5は比較的易しいと言われる短文穴埋め問題、Part6は長文穴埋め問題ですが、鬼門はPart7。問題のもとになる文書の数・種類がとにかく多く、読むだけでも骨が折れます。

問題数でもPart7は54問と、割合が高いです(詳しいテスト形式についてはこちら)。

そんなわけで、私はPart5&6はなるべく早く解いて、Part7に時間を残そうと思っていました。
Part5とPart6で問われるのは主に文法の知識。

「知っているか知らないか」で変わるなら、とにかく知識をつけようと使っていたのがこちら。

新形式問題対応 改訂版 世界一わかりやすいTOEICテストの授業[Part5&6 文法] [ 関 正生 ]

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感想(4件)

TOEIC満点講師として有名な関先生の解説が分かりやすかったです。
こちらでスピードを意識して取り組むようにしていました。

そして、難関と言われるPart7ではとにかく文章量に慣れることを優先していました。

おすすめの参考書はこちら。

極めろ!リーディング解答力 TOEIC® L & R TEST PART 7 [ イ・イクフン語学院 ]

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感想(2件)

問題数が486問と豊富で、解説もあの関先生。
練習問題とまとめ問題が分かれているので、「今日は練習問題だけやりたい」など、その日の都合に合わせて問題を選べる点が忙しい人にもぴったりです。

習慣にしてしまおう!リスニング

Part1~4のリスニング。
私が特に集中して勉強したのはPart3とPart4です。

Part3は2~3人の会話、Part4はアナウンスのような音声を聞いて3つの設問に答えます。
個人的にはPart3が苦手でした…。特に3人登場すると、英語を聞き慣れていないせいか誰が誰だか分からなくなってしまいました。

そのため、アプリなどで電車移動中や待ち時間に英語の音声を聴きながら、下記の「精選シリーズ」を使ってPart3を中心に対策していました。

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感想(10件)

勉強の時間配分で言うと、Part1:2:3:4=1:2:4:3くらいだったと思います。

【必携】リーディング&リスニング

リーディング・リスニング共通して、公式問題集は必ずやっていました。

公式TOEIC Listening & Reading 問題集 10 [ ETS ]

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感想(14件)

本番と同じ形式のテストが2回分収録されています。

問題集として使うだけでなく、本番の練習をするのにも使っていました。

リーディングとリスニングを本番と同じ2時間通して勉強するのはなかなか難しいかもしれません。
ただ、テスト前に何度かやっておくだけでも当日の緊張がほぐれると思います。

モチベーションの保ち方

勉強するうえで「自分がやりたいからやっている」ということを忘れないようにしていました。
本当にやりたくなくなったらもうやらない」とも決めていました。
このマインドのおかげで、強制されている感なく前向きに取り組めたと思います。

時間やページ数などのノルマではなく、「その日少しでもやったかやらなかったか」で達成感を得るようにしていました。目標時間やページ数を設定してしまうと、体調やその日に取り組む問題の難易度などによっても得られる成果が変わってしまうため、あまり厳密に決めなくていいかなと思っていました。

あとはいつも見えるところに参考書を置いておくことで、勉強に対するハードルを下げました。
テレビを観ていても視界の隅に参考書がうつるので、「仕方ないからCM中だけでもやるか~」と思えました。

少しずつでも勉強を続けていくと、「ここまで続けたのにやめるのはもったいない。試験も受けよう」と思うようになり、そのタイミングでテストに申し込みました。

おわりに

ここまでお読みいただきありがとうございました。

900点以上目指して勉強するもしないも自由です!
ただ、月並みですが始めるなら今が一番早い

私は四カ月ほど勉強して試験に臨み、一回目は900点ピッタリでした。
「これでもいいかな」と思う一方、「900点台のなかでは一番低いってことか…」とも感じ、迷った末にもう二カ月勉強して935点を取りました。

取れたときはうれしかったですし、前述の通り「やるな~自分」と思えました。
転職、英語力の向上…目的は人それぞれだと思いますが、TOEICの勉強を通してそれらが叶えられることを願っています。

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