こんにちは。ランです。
最近よく聞く「ITパスポート」。
様々な雑誌で「取得したい資格ランキング」上位に入っているのを見かけます。
この記事では、文系出身である私がどんな参考書を使ってどのように勉強してITパスポート試験に合格したか共有します!
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ITパスポートとは
ITパスポートとは、この記事を執筆時点で12種類ある「情報処理技術者試験」のひとつです。
「情報処理技術者試験」とは、経済産業省が法に基づき、情報処理に関わる人の知識や技術を認定する国家試験のこと。
情報システムを構築・運用する「技術者」から情報システムを利用する「エンドユーザ(利用者)」まで、ITに関係するすべての人に活用いただける試験として実施しています。
独立行政法人 情報処理推進機構
ITパスポートは「ITを利活用する」「全ての社会人」向けに「共通的知識」を問う試験として位置づけられています。
実際に勉強&取得した身からしても、デジタルの専門知識が問われるというより、「プロジェクトがどう進んでいくか」など、仕事というものの大枠を学べる資格だと思いました。
形式はCBT(コンピュータを使った試験)で、試験時間は120分。
「ストラテジ系」「マネジメント系」「テクノロジ系」の三分野から出題され、総合評価点が600点以上かつ、各分野も300点以上であることが合格条件です。
形式について詳しくはこちらからどうぞ。
【メリット】転職に役立つ?どんな人におすすめ?
「ITパスポートは転職に有利」とよく聞きます。
私も転職活動をしていたころ、面接でこんなやり取りもありました。
面接官A「この仕事はDXにも関係してくるのでITパスポートくらいの知識があると~…」
面接官B「あ、ランさんは既に取られているみたいですよ」
面接官A「そうですか!なら大丈夫ですね」
(実際にはこの企業にはいきませんでしたが)
私はITエンジニアとは程遠い存在ですが、「利用する側」としてはITに身近な存在と言えます。
デジタル・トランスフォーメーション(DX)が進み、あらゆる業務がデジタル化していくなか、ITパスポートが問うITに関する共通知識があると業務をスムーズに遂行できるようになるでしょう。
そのため、転職でも「ITパスポート」があると有利と言えます。
また、個人的には「社会人になりたてのころ、なんなら新入社員研修でITパスポート勉強したかったよ…!?」と思いました。
ITパスポートは「ストラテジ系」「マネジメント系」「テクノロジ系」に分かれています。
「テクノロジ系」ではデジタル知識を問われますが、その他では必ずしもそうとかぎりません。
「ストラテジ系」では企業の経営や会計の基礎知識、「マネジメント系」ではプロジェクトマネジメントなどについて出題されます。
そのため、ITパスポートを勉強すると、先述のように「会社では何をするのか」について、イメージの解像度が上がります。
そのため就活生や新入社員の方には全力でおすすめしたい資格です。
「じゃあ中堅以降の社員が学ぶ意味はないのか」と言うとそうではありません。
出題数100問のうち、「テクノロジ系」は「45問程度」と、三分野のうち最も出題数が多いのです。計算問題も出題されます。
やはり「デジタル知識を身につけたい」「ITの基礎知識があることを証明したい」方々にもぜひチャレンジしてほしい試験です。
使った参考書と勉強法
私が使った参考書はこちら。
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2024年度版 ニュースペックテキスト ITパスポート [ TAC株式会社(情報処理講座) ] 価格:1650円 |

こちらは図解が豊富なため、一見複雑なデジタル関連の仕組みについても理解しやすかったです。
この本をまずは読み、苦手だと感じた章にふせんをつけていきました。
ふせんのついていない単元から問題を解き始め、ふせんがついている章は2回読んでから問題にチャレンジ。
間違えたらまた説明文に戻り、「ややこしい」と感じた箇所は自分でも図を書いてみるなど工夫しました。章末の問題を間違えなくなったらふせんを外していきました!
並行して「ITパスポート 過去問」と検索して出てきたこのサイトを活用。
分野別・ランダムなど様々な条件で過去問に挑戦できるので、時間のあるときに解いてみて、間違えた部分はまた参考書に戻って読み直す作業を繰り返しました。
ふせんの量が勉強を始めたときの3分の2くらいになったときに試験を予約。
ラストスパートをかけ、試験日に間に合わせました。
おわりに
たまにSNSで「ITパスポートは簡単すぎて意味がない」という声も見かけます。
個人的には「今からでも勉強しておいて本当によかった」という気持ちです。
改めて会社の全体図からプロジェクトがどう進んでいくかについても学べました。
「テクノロジ系」では、勉強するうちに、なんとなく使っていたIT用語の意味が整理されていく気持ちよさを感じました。もちろん新しく知る用語や久々にやる計算問題に苦しみましたが、どんどんDXが進むなかで「今勉強しておいてよかった」と強く思います。
是非チャレンジしてみてください!